玄米食のデメリット? 毒があるって本当?

「玄米食」について調べたことがある方は、「毒がある」という情報をどこかで目や耳にされたことがあるかもしれません。
その点について解説をしていきます。

フィチン酸とは?

玄米に含まれているフィチン酸が、体内の「必須アミノ酸」を吸着し、便などと共に体外に排出されることでミネラル不足になる… とされてきましたが、メリーランド大学のシャムスディン教授による実験で、そのような悪影響の証拠はないと科学的に立証されています。

フィチン酸に毒はない

むしろ、フィチン酸自体には毒性はないどころか、体内の排毒を促す作用があるとされています。

現代は、水や大気の汚染などにより、日々の生活や食事の中で知らず知らず有害物質を摂り込んでしまっています。体内で過剰になった、例えば重金属(水銀・カドミウムなど)やダイオキシン、病原菌、放射性物質を吸着する作用がフィチン酸にはあり、体内の酸化を防ぐ物質としてがん予防効果も認められる優れた物質です。

ただし、玄米そのものが種を守るために自身の持つミネラルを放出しないようにしているため
そのミネラルを体内に取り入れるためには、白米のように炊くのではダメです。

発芽させる、高温で長時間炊く… などが必要となります。

アブシジン酸とは?

穀類に多く含まれる植物性ホルモンで、玄米のみならず藻類や菌類、動物の細胞からも含まれています。
アブシジン酸は、植物の発芽を調節しています。水のない環境など、発芽しても成長できない環境で種が発芽しないように作用する物質で、この物質が体内の大切なミトコンドリアを傷つけるという説があります。

また、「癌のリスクを高める」、「免疫力が低下する」などという情報もあるようですが、いずれにしても毒性の作用があるというのは玄米が「生」の状態であるときに限られています。

調理することでアブシジン酸はなくなる

高温で炊く、煮るなどと火にかけることでアブシジン酸そのものがなくなりますので、適切に調理をしてお召し上がりください。