玄米食をはじめる時には調味料も見直そう-part2-「酢」

前回に続いて、体に良い調味料のポイントをお伝えしていきます。
料理の基本の調味料「さしすせそ」ご存じの方もいらっしゃるかと思いますが、砂糖、塩、酢、醤油(せうゆ)、味噌です。

今回のコラムでは「酢」についてお話させていただきますね。

『酢』

酢を選ぶときいろいろな種類が並んでいて困りますよね。穀物酢や米酢、玄米黒酢、りんご酢、 黒酢、ワインビネガー、バルサミコ酢など、いろいろな酢が並んでいます。

栄養価の高い玄米黒酢

基本的には、作りたい料理に合わせて選ばれると思いますが、ここはやはり!玄米黒酢をお勧めします。

玄米が栄養価が高いことは今までのコラムでもお話しているのでお分かりですよね!玄米の表皮などに栄養素が含まれており、ビタミン、ミネラル、食物繊維などが豊富です。また、玄米黒酢はかめ壺でゆっくりと長期間、発酵熟成され、甘みやうまみ成分が反応し「メイラ-ド反応」が起こるようです。これは、酸化の働きを抑えてくれる抗酸化物質が発生しているとも考えられます。

健康に気をつかうなら長期間発酵熟成された玄米黒酢を選ぶとよいでしょう。

体質によって量を加減しましょう

また、「酢は血液サラサラになる」「ダイエットに効果的」と聞きますが、摂れば摂るほど健康によい、というわけではありません。

実は、摂りすぎて冷え性になっている方(特に女性)が多いのです。

確かに、酢は血液をサラサラにする効能があると言われてます。ですが、菜食をしているような方が酢を多く摂り入れていると体はどんどん冷えていきます。

サラダや甘い物、果物などは体を冷やす食べ物なので、そういったものが好きで、夏でも寒がりで手足が冷たい、というような方は酢を摂りすぎると身体がさらに冷えすぎてしまいます。

逆に、お肉が好きで体温も高く暑がりで汗かきというような方は、ある程度の量まではお酢を摂るのも良いでしょう。

体質によって、合う、合わない、があるので要注意です!!!

素材を選ぶ力と、適切な食べ合わせ方法を知ることで、確かな健康を得られるのではないでしょうか。

次回は「醤油」です。お楽しみに。