玄米粉ってどんなもの?

日本の主食はお米。

玄米が良いと分かっていても毎日食べ続けるのはむずかしいと感じていませんか?毎日玄米を食べるのが難しい方に簡単に玄米を摂り入れていただく方法があります。

それは、玄米が粉になっているものです。

米粉は使ったことがあるけど玄米粉があるのは知らなかったという方もいらっしゃるかもしれません。玄米粉の特徴を知り使い方のコツをつかめば、ヘルシーで体質改善にも活躍する玄米粉は、とても便利な食材なんです。

また、玄米とは違い、玄米粉であれば長い時間浸水する必要はなく、小麦粉や片栗粉の代用としても使え、肉や魚に粉をまぶしたり、お菓子作りなどに使うことが出来ます。

玄米は完全食と言われており、ビタミン、ミネラル、食物繊維をはじめ、栄養素も豊富なスーパーフードです。

昨今、グルテンフリーの目的で米粉で作られたものが主流になっていますが、栄養価の高さで言えば玄米粉を取り入れた方がメリットがいっぱいです。

実際に玄米粉で何が作れるかというと、小麦粉と同じように使う事が出来ます。

― 唐揚げや天ぷらの衣として!

― お好み焼きやチヂミの生地として!

― 片栗粉の代用になるトロミとして!

― パンやケーキも作れます!

小麦粉、片栗粉、てんぷら粉、などと購入しなくても、玄米粉があれば料理からパンやケーキに使えるのです。

玄米ご飯ですと食物繊維が多いため、日常的に摂っていると消化に負担がかかるのも事実。玄米粉は粉になっていることで消化されやすいので、取り入れやすいですよね。ぜひ、玄米粉を上手に使って、健康的な食生活を摂り入れてみてくださいね!

生玄米粉

生玄米粉は玄米そのものを粉砕したものなので、玄米に含まれているビタミンやミネラル、食物繊維などのたくさんの栄養分をほとんど失うことなく含んでいます。生玄米粉はパンやお菓子、麺類などを作るときの小麦粉の割合の一部に加えて使用して食べると効果的です。また生玄米粉はそのままでも食べることができるので、おかゆやスープに適量加える食べ方もあります。

焙煎玄米粉

文字どおり玄米を焙煎して粉砕したものです。焙煎玄米粉には栄養素を破壊しないように短時間だけ焙煎した粉の色が白い浅焙煎の焙煎玄米粉と、長時間深焙煎した粉の色が茶色に焙煎玄米粉があります。焙煎玄米粉は焙煎することで米ぬかの酸化をとめることができるので生玄米粉より長く保存することができます。

また焙煎することによって消化吸収もよくなりより効果的に体内に栄養を取り入れることができます。焙煎玄米粉もパンや麺類、お菓子などを作る際に粉の割合の一部に加えることで効果的に利用できます。深焙煎した茶色の焙煎玄米粉は色付けや香り付けにも使われます。

発芽玄米粉

玄米をぬるま湯などに浸けてわずかに発芽させた発芽玄米を粉砕した発芽玄米粉は、玄米が芽を出すときに必要な栄養を玄米の中にたくさん増した発芽玄米を粉にしたものなので、もとの玄米よりのさらに体に有効な栄養成分が多く含まれています。

次回は、玄米粉にもいろいろな種類があるので、何を選んだらよいのかをご紹介しますのでお楽しみに。